ロックンローラーのミッキー・カーチスさんは歌ではなく、立川談志
の弟子になって落語で出演していただいたのは今でも笑い話になりま
す。津軽三味線の二代目高橋竹山(女性)さんの立ち姿のじょんがら節の演奏は迫力が有りました。能、梅若流の梅若六郎師の存在感。地元大山在住の横笛の名手、福原洋子さんの時には100名のお客様で盛況すぎて悲鳴を上げました。
最近はクラシックを中心の洋楽のコンサートを開催しています。
お客様が喜び、出演者が喜び、私どももやりがいがあってこそ幸せな空間が満ち溢れます。
それを作り上げるための日常が努力の積み重ねです。
いつも思います「自分にもっと高い能力があればなぁ」。悩み、落ち込み、苦しむ日々。
料理でお客様に幸せを感じていただき。二階の美術館で心を満たしていただき、コンサー
トで心温かく。そんな店づくりをしたいと思っています。毎日毎日そのための工夫しなけ
ればなりません。お客様はいつも心優しくて、私どもが失敗をしても叱られる事は稀です。
でも叱られると正直落ち込みます。しかし本音で言って頂いて感謝します。一年を振り返
った今、心よりお客様に御礼を申し上げます。
4年前に「男だけで楽しむお茶の会」を作りました。指導いただく先生は女性ですが、メンバーが様々
で陶芸家、画家、酒屋、庭師、数学の先生、木工作家、公務員等々。全員男です。楽しい会です。
12月の例会、先生の茶室。床の間に『無事』という掛け軸が掛けてありました。なんと心をほっとさせる
言葉でしょうか。人それぞれいろいろな思いで一年を重ねていきます。辛いこと、楽しい事。でも、どちら
かというと辛い事の方が多いんですね。あれやこれや思い出す一年。しかし今ここに無事にいて静かに
茶席にいる。これだけで幸せなんだ。私は今無事で幸せです。また来年も頑張ります。
私儀恐縮ですが、私は一見難しい人間に見られがちですが、実は全然違います。
おしゃべりなのでお客様に嫌われないように静かにしています。
人間大好きです。なんでも結構です。お声をかけてください。